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2021.10.26
経済関連出版

コファス・カントリー・セクターリスク・バロメーター2021年第3四半期

コファス・カントリー・セクターリスク・バロメーター2021年第3四半期

コロナ禍をきっかけとした世界的な不況が始まってから18か月以上が経過した現在、経済の回復が続いている。この傾向は、夏の間にワクチン接種が、特に先進国において進んだことによるものであるといえる。その結果、ハイコンタクトの多いサービスの消費が急速に増加している。しかし、新興国経済の状況にはいまだばらつきがあり、輸出志向の国はその消費回復の恩恵を受けているが、サービス業への依存度が高い国は遅れを取り戻せていない。

明るい見通しとは裏腹に、世界経済回復の失速を示す兆候も増えつつある。サプライチェーンの主要拠点における新規感染者の急増が供給の乱れを引き起こし、価格の上昇圧力となっている。供給の乱れは世界的にメーカーの生産や販売活動にも影響を及ぼし始めている。いまだあり続けている新型コロナウイルスの脅威に加え、供給に対する懸念、人材不足、インフレといった向かい風がリスクや不確定要素となっている。

コファスはこの継続的な経済回復をみて、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、スイス、ベルギーを含む26か国のリスク評価を格上げした。先進国市場向け製品の輸出が好調であることから、中欧および東欧(ポーランド、ハンガリー、チェコ)、アジア(韓国、シンガポール、香港)やトルコといった輸出志向の国も格上げに至っている。昨年は78か国のリスク評価が格下げとなったが、今回の格上げは2020年上半期に実施された16か国の格上げに続くものである。これと併せて、セクター別のリスク評価においても30の格上げが実施された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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