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2015.09.15
カントリーリスク&経済レポート

ラテンアメリカ:コモディティ価格暴落後は?

ラテンアメリカ:コモディティ価格暴落後は?

ラテンアメリカの成長が2011年以降減速している。国内ファンダメンタルズの脆弱さによるこの低迷状態は、2014年の下半期以降に見られる循環要因により悪化している。2015年にはこの下落基調のさらなる悪化が見られ、地域のGDPが0.2%縮小することも予想されている。これは、サブプライム危機により経済活動が1.4%縮小した2009年以降初めての景気後退である。

 

この調査では、アルゼンチン、コロンビア及びエクアドルのラテンアメリカ三カ国に焦点を当てる。アルゼンチンでは10月に大統領選挙が行われる予定で、2015年の成長率は0%になると予想されている。2014年は好調だったコロンビアだが、石油価格の下落による影響で勢いを失いつつある。エクアドル経済もまた、引き続き石油価格の下落による影響を大きく受けている。

 

このパノラマの第二部では、ラテンアメリカにおける部門別の指標に関する最新情報を示している。ここでは、さまざまな産業に属する企業の財務実績を検討し、リスクの上昇した産業とリスクが安定していた産業を明らかにしている。第三部では、アルゼンチンとコロンビアにおける影響を受けやすい産業に関する概要を示している。

 
2015年はほぼすべての主要国が減速する見通し

大西洋諸国がマイナスの主な原因と予測され、コファスは2015年にブラジルが2.5%、ベネズエラが7%のマイナス成長になると予想する。

 

2014年に大きな減速が報告されたとはいえ、今年わずかな改善の報告が見込まれる主要国は、チリとペルーの2カ国のみである。2016年には、わずか0.8%とはいえマイナス成長を脱するだろう。ラテンアメリカは全体として、引き続き外部ファンダメンタルズによる悪影響を受け続けるだろう。2016年にはブラジルの景気後退が緩やかになると期待されることから、今年に比べれば成長は改善されるはずである。

 

経済活動の悪化は、地域の通貨にマイナスの影響を及ぼした

さらに、米ドルの上昇もこの傾向に拍車をかけている。米ドル上昇は、投資家が今後数ヶ月間、米国経済が他国を上回ると見ていること、また米国の金融政策引き締めが予想されていることで説明できる。

 

結果として、ラテンアメリカの5つの自由変動通貨(ブラジルのレアル、コロンビア、チリ及びメキシコのペソ、並びにペルーのヌエボ・ソル)は急落した。

 

ラテンアメリカの大半の部門が現在は「高リスク」に分類

ラテンアメリカでは、コモディティ価格の下落やそれが経済活動に与える影響を背景に、ここ数ヶ月間、全般的にリスクが上昇している。現在は大半の部門が「高リスク」に分類されている。

 

ラテンアメリカの主要国は、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、そしてチリの5カ国である。この5カ国で地域のGDPの83%を占めている。地域のGDP成長率が低下する中、多くの部門がリスク認識の低下を報告している。パノラマ内の本部分では、各セグメントの見通しを分析する。

 

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