持続可能性を育む CSR への取り組み

コファスの 77 年にわたる重要な使命は、貿易を促進し、成長を目指す企業にビジネス保全を提供し、正しい与信判断のサポートをすることです。私たちは、貿易は世界に善をもたらすことを信じ、それに積極的に貢献したいと考えています。

コファスグループは長年にわたり、企業、環境、社会問題に取り組んできました。2003 年に国連グローバル・コンパクトに署名し、その影響力の及ぶ範囲内で、人権、国際労働基準、 腐敗防止イニシアティブに関するコンパクト 10 の指導原則を支持しています。

当グループの責任アプローチを統合し、事業活動に組み込むことができるよう、2018年から非財務リスクのマップ作成を進めています。

開発計画に組込まれる       CSR 戦略

コファスの CSR 戦略は、3 つの優先事項を中心に構成されています。

  • 責任ある保険会社:より持続可能な世界の創造を支援するための事業活動を目指します。
  • 責任ある雇用主:従業員のエンゲージメントとキャリア開発を支援し、社会に貢献することを目指します。
  • 責任ある企業:カーボンフットプリントを積極的に削減することを目指します。

”これら 3 つの優先事項は企業文化の中にあり、倫理、コンプライアンス、CSR ガバナンスが中心となって推進しています。コファスは、執行委員会のメンバーと全地域の CSR チャンピオンで構成される CSR 委員会を社内の諮問委員会の一つに割り当てることで、取締役会内部でガバナンスを組織化するよう努めています。また、社内コミュニケーションや特別イベントを通じて、すべてのステークホルダーと定期的に連絡を取り合っています。コファスで働く仲間のコミットメントと意識が、戦略の成功に不可欠です” 

グループ書記長 キャロル・リットン

 

コファスは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、 CSR 戦略の主要な優先事項を掲げています。17 の SDGs のうち、コファスの事業、コファス従業員のマネジメント、および非営利セクターへのコミットメントとの関連性から選択された 11 の SDGs を優先しています。

企業カルチャーの推進

ESG に配慮した企業経営、明確なコミュニケーション、透明性、コンプライアンス、従業員へのサポートをグループ全体で積極的に行います。

事業活動に組み込まれた、CSR目標

  • コファスの取引ポリシーの中に組み込まれる、環境的配慮:コファスは、CSR をカントリーリスクと債務者の債務不履行リスクの評価に組込んでいます。加えて、その補償エクスポージャーを構成する債務者の環境への影響を測定するための方法論を現在テスト中です。このことは、コファスが事業をより環境に配慮した活動へと導くことを目指しています。
  • コファスは、非倫理的および/または非責任的な事業活動を避けるという決意を反映し、商業的排除方針を導入し ています。火力石炭部門における取引信用保険、単一リスクおよび債券事業を停止または縮小するために、コミットしています。
  • コファスは、その単一リスク保険ソリューションを通じて、長期的 ESG プロジェクトの資金調達と実施への支援を拡大する決定をしています。世界中の ESG プロジェクトを支援するために、2025 年末までに(2022 年半ばと比較して)少なくとも 4 億ユーロの債務残高に倍増させる意向です。
  • コファスは、2025 年までに(2020 年と比較して)二酸化炭素排出量を 30%削減することにコミットしています。2023 年に国連の PRI(国連責任投資原則)に署名し、国連が招集した NZAOA(ネット・ゼ ロ・アセット・オーナー・アライアンス)に参加する準備を進めています。これは、当グループの投資ポートフォリオを移行し、2050年までにカーボンニュートラルを達成するための体系的なアプローチの一環です。

Coface code of conduct

At Coface, whatever our activities or positions, we abide by the highest standards of ethics and professional conduct. Our Code of Conduct guides us in the way we conduct our business around the world.

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責任ある雇用主として

  • ダイバーシティとインクルージョンは、コファスの人事戦略の重要なところです。私たちのチームは、58 カ国に 80 の異なる国籍の従業員を擁しています。従業員にとって多様で包摂的な環境(公平な賃金、性別・障害・LGBT+ コミュニティへの参加などにおける無差別)を促進することを目的とした数多くのイニシアチブを実施しています。
  • 人材を惹きつけ、維持し、従業員をエンゲージするための方針を確立しています。従業員のエンゲージメントと福利厚生を定期的に測定しており、この 2 つの分野で前進を続けることができています。
  • ビジネス・アカデミー、メンタリング・プログラム、リバース・メンタリング・プログラム、国際的または社内的なモビリティを通じた従業員開発スキームの拡大をしています。

カーボンフットプリント削減への取り組み

  • コファスでは、カーボンフットプリントの測定のみならず、削減するためのシステムを導入して、低炭素社会への貢献を目指していますコファスのあらゆる事業で策定された削減計画は、投資、補償、運営の3つの優先分野で導入されています。2050年までにカーボンニュートラルの目標を達成予定です。
  • コファスにおける、あらゆる業務、社員の通勤・出張、コファスの保有する車両......そしてオフィススペースにもフォーカスして、カーボンニュートラルの達成を目指します。
  • 車両管理、出張、グループの不動産管理などの分野では、既に、二酸化炭素排出量の削減に向けての取り組みを開始しています。