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2019.07.04
カントリーリスク&経済レポート

コファスのポリティカルリスク展望:アフリカ大陸の危機レベル上昇

The temperature is rising on the African continent

すぐには止む気配のない頻発する紛争、テロ、社会的・政治的緊張で、アフリカの脆弱さと混乱は続くだろう

 

アフリカ大陸諸国は、過去数十年、激しさと本質の異なる様々な紛争に苦しめられてきた。そのため、投資や貿易は落ち込み、一部の国の開発が遅れている。最新のポリティカルリスクをモニターしつつ、コファスは、アフリカ大陸について、紛争の直近の傾向だけでなく、地域の経済的発展に影響を与える不安定リスクに着目している。

紛争の多発

時に民族、宗教あるいは言語上の問題すら絡む、サヘル地域のイスラム集団と政治集団に関係する紛争で、政治的暴力に関するコファスの指標は、21世紀初頭に比べて暴力的事件が再び増えていることを示す。2018年は、10年前に比べると、アフリカ大陸全体で紛争がほぼ倍増した。

犠牲者の数も倍増し、年に70,000人以上の死者を出したのは過去30年で(湾岸戦争時の1990~1991年と、エチオピアとエリトリアの国境紛争が起きた1999~2000年に続いて)三度目である。同時に、テロも別の形の政治的暴力として広がっており、既に紛争で影響を受けている地域で特に頻発している。

今後、不安定にさらされるのはどの国だろうか

アルジェリアとスーダンの春に続いて、サブサハラアフリカで同様の動きが起きそうである。

1990年代に入ってからアフリカ大陸で、少なくとも選挙の形では、民主化の動きが広まっているが、最近の例では、コンゴ民主共和国、スーダン、アルジェリアで、選挙によって必ずしも確かな政治的・制度的枠組みが出来上がるとは限らないことが示された。

また、2011年の北アフリカや中東での反政府デモが示したように、人の集合がしやすくなり(インターネットのアクセスや人口圧力など)、社会経済的圧力(特に失業や貧困の蔓延)による人々の激しい憤りによって、大陸の一部の国々は不安定な状態に陥るリスクにさらされている。リビアのように必ずしも大規模な紛争にはならなくても、あるいは政権交代に至らなくても、脆弱な社会経済状況は、長期的には、少なくとも政治環境に不確かさを生じさせかねない混乱の原因となる可能性がある。

コファスの政治的・社会的脆弱性の指標は、アンゴラ、カメルーン、チャド、ジブチ、エジプト、エチオピア、モーリタニア、モザンビーク、ウガンダ、コンゴ民主共和国の10か国は政治的混乱で揺れる、あるいは揺れ続ける可能性があることを示している。動員できる手段が増えたことは特に、長期的に他の国々で不安定化の原因となるリスクを増大させている要因の一つである。

 

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